ここのところ、中学年と高学年の子供たちは、「読むこと」から発展させて「書くこと」の学習に取り組んでいます。
○中学年の子供たちは、教科書の「作文道場」というミニ単元。「犬がほえた」という最も基本的な「主語+述語」の文に、「どんな犬?」「どこの犬?」「どのようにほえた?」「なぜほえた?」という設問にあわせて、修飾語を増やしていきます。その上で、その内容を3文に分けて文章化するという学習活動です。写真に載せたのは、「車が止まった」をふくらませて、文章化した子供たちの作品です。
○高学年の子供たちは「読書」に関する単元から発展させて、ペアで選んだ絵本を誰かに紹介しようとしています。とりあえず、ペアでどんな本を選ぶかは決まりつつあるのですが、子供たちはペアで学習を進めることにまだなれきっていないため、やや停滞気味ではありますが、今後の進展に期待です。
9月に入り、中学年ののクラスに男子と女子一人ずつが入ってくれました。一人は、附属小学校のR君、もう一人は元総社小学校のSちゃんです。そして、高学年のクラスには体験でふたりのひとがきてくれました。その人たちもぜひ入塾してほしいと思っています。
さて、国語の授業は、全学年フィンランドの教科書を使っていることはすでに書いてきました。だんだんに、この教科書の仕組みに子供たちが気付き始めているようです。
算数は、中学年も高学年も、二つの数量の関係について調べる学習をしています。
どちらのクラスも、フィンランドの国語教科書を使った授業のスタートです。
なぜ、フィンランドの教科書を使うのか、という理由については別の機会を設けて説明したいと思います。
今日は、体験入学で来てくれた人たちがいたこともあり、少しだけ塾の方針を伝えました。
まず、大事なことは『聴き合い』です。意見発表を軽視するつもりはありません。ただ、意見発表に重きを置いてしまうと(学校の授業がそうなっています)、意見を言える子ばかりが発表という活動に取り組み、そのほかの子供たちはお客さん状態になってしまいます。それでは、全員の子たちが学んでいるということにはなりません。
それなので『聴き合い』なのです。まずは、友だちの考えを自分の中でしっかりと受け止め、そのことと自分が考えていることとを重ねて、より確かな考えを作り上げるところに本当の学びは生まれます。そして、そこで初めてコミュニケーションが成立してきます。
今日の高学年クラスの様子を紹介してくわしく説明したいと思います。
高学年の教科書に次のような設問がありました。
○サイコロを2回振りましょう。1回目に出た数字の言葉をAから、2回目に出た数字の言葉をBから選び、その二つの言葉を合わせて短文をつくりなさい。
というものです。そこですこし、アレンジして、ペアでこの問題にチャレンジしてもらうことにしました。
そのときのあるペアの様子です。実は、この二人は当初からクラスに来ている5年生と6年生です。二人ともとても頑張り屋さんです。ただ、どうしても自分の主張をしたがって、なかなか相手の考えを『受け止める』ということが苦手な状態から抜け出られません。しかも、しばらくぶりの授業でしたから、なおさら『聴き合い』を忘れている様子がありました。
このペアが選択することになった言葉は「物語」と「おもしろい」でした。
二人は、ホワイトボードを渡されると、早速、Aさんが
「物語は説明文よりおもしろい。」
と書きました。それをみて、B君は「ふーん」とうなずきます。そして、しばらくして
「この物語はおもしろい。」
と口にしました。すると、Rさんは、
「単純!」
と一笑に付します。これは、二人がこれまでにたくさん学習を共有してきた「慣れ合い」という弊害の結果かと思いますが、実は、このようなことは各学校の教室でよく見られる現象でもあります。担任の先生が発言することを重きを置き、しかも正解ばかりを求める教室で往々にして起こりうる現象です。
そこで、ちょっと全員の活動を止めました。私が求める学習について、『聴き合い』から始まる学びということについて、わかってもらういいチャンスだと思ったからです。そして、次のように言いました。
今、R君は「この物語はおもしろい。」と言いました。そうしたら、ペアの人は、まずそのことを自分の中に入れて、その文を膨らませる提案をしてみてはどうだろう。例えば「R君、そのおもしろいの前に、恐い話もあるけど、って付け加えてもいいんじゃない」と提案してみよう。そうやって、二人でお互いの知恵を重ねていくことが、この教室の授業です。
と。その結果、RさんとR君のペアは、
☆このガンバの物語は、奥が深く引きつけられるようで、とてもおもしろい。
というすてきな文を作ってくれました。
このように、私の教室では、一人一人をもちろん大切にしますが、自分だけの意見は『意見』としては認めないようにしたいと思っています。必ず友だちの意見に自分の意見を重ねて、ともに一つの考えを練り上げていくことを大事にしたいのです。だからこそ、『聴き合い』が大事になってきますし、コミュニケーション能力が育ってくると信じています。これこそが、私が求める『協働的な学び』としての『学び合い』だと思っています。
さらに、このような考え方の根底には、お互いの存在を認め合って、他者との関係の中にこそ自分の存在が意味を持つ、という「イエナ・プラン教育」の理念に通じるものがあると考えています。
今日は、元総社小学校Kちゃんの親友、Sちゃんが見学・体験に来てくれました。
この3年生のクラスは、ずいぶん前にやった口形で言葉を当てるゲームにはまっていて、必ずはじめにやらされます結構時間を食うので、そろそろ終わりにしたいのですが、子供たちはなかなかやめたがりません。聴写も喜んで取り組んでくれています。
それはともかくとして、これまでずっと詩を読む学習をしてきたので、そろそろ本格的に読解力につながる学習を、と考えて、フィンランドメソッドに思い切り挑戦しようと考え、フィンランドの国語教科書を使った授業を行うことにしました。もちろん、学び合いの授業を十分に意識して、子供同士の「聴き合い」と「つながり」を意識して授業を組んでいます。
この写真は、中学年と高学年ぞれぞれの算数の授業風景です。
中学年といっても、今は3年生だけなので、3年生に合わせた算数の授業を行っています。先日は、いろいろなかけ算・たし算をつくったり、その式を整理したりすることを中心に行いました。2~9の数字カードを使って、積が30から60の範囲になる式や、100よりも大きくなる式をいろいろ考え合えいました。
高学年の子供たちは、実際の「PISA」の調査で使われた問題を使ってみました。「テストの点数」に関する問題です。平均が出てくる問題で、5年生にはまだ早いかなと思いましたが、どうしてどうして、5年生のRちゃんも、K君も6年生のR君と一緒に積極的に問題に取り組んでいました。次はRちゃんの授業日記です。
「今日はK君とR君と私で平きんの出し方を考えました。問題名はテストの点数でした。KくんがA班の方が多いといえる理由を考えました。K君は80~89点をとっている正との数を比べると言ったとき、少し疑問に思いました。しかし、説明を聞いて考えているうちに、だんだんにわかる気がしてきました。R君がB班だけの40~49点のところも比べてくると言ったので、やってみたら成功しました。みんなが違う意見を出し合うことで、答えが見つかることが一番大事だとわかりました。」
昨日の、1・2年生の国語の授業準備をしている中で、新川和江さんの『ふーむの歌』という詩を発見しました。まさに、この塾の基本的な精神につながる詩だなと思い、早速使わせてもらうことにしました。
昨日の1・2年生(H君がやめたので二人になってしまいました)、今日の3・4年生(正式に、城東小のY君が入ってくれて、5人になりました)ともに、まず第一声は「ふーむってなあに?」でした。詩のだいたいの意味を考えたり、朗読の工夫をしたりした後、身の回りからたくさんの『ふーむ』を探しました。
今日は、城東小学校3年生のY君が体験できてくれました。新しい友達が来てくれて,みんないつも以上にハッスルしていました。
先週に引き続きのお話作りです。素材はホワイトボードに掲示した2枚の写真。これは『ふしぎなまちのかおさがし』という絵本(写真)の写真を拝借しました。先週の段階では、男女ペアでストーリーを考えさせようと思っていたのですが、初めてのことでもあり、少し予定変更して、話の基本設定は全員でやり、それを元にして話作りをするようにしました。
難しいかなっと思ったのですが、全員が集中して原稿用紙に向かい、それぞれの個性が光る楽しい物語を作ってくれました。
これまでずっと詩を読んできました。そこで、少し書くこと(表現活動)も意識的にやりたいと考え、今日は原稿用紙を用意して、本を読んで感じたことを話し合い、そのことを書く取り組みをやってみました。1年生の二人にとってははじめての原稿用紙でしたが、興味を持って取り組んでくれました。
ここまでの国語の授業のまとめです。
○12日(月曜日)・・・1・2年生の国語。この日は、H君が都合により欠席したため、YちゃんとR君の二人だけでした。谷川俊太郎さんの「もじの おと」とうい詩を読ました。実は、この詩はある教科書会社が出している1年生用の教科書に載っていたものです。低学年の子供たちですから、一つ一つの音や語句に敏感になってもらいたいと思っています。同じ「あ」でも強く言ったり弱く言ったり、長く伸ばしたりといった、いろんな言い方でをすることで、いろいろな気持ちを表せることを考え合いました。
○13日(火曜日)・・・3・4年生の国語。3年生4人のグループです。3年生四人には、今日から違う課題を出すようにしました。それは、物語を自分たちで作るということ。絵本の中から切り取った2枚の写真をもとに、自分たちでお話を考えてもらうことにしました。なかなか思うように進まず、とりあえず登場人物のイヌとネコに名前をつけようというところまでは、話が進みました。しかし、その後が,男女でいろいろな意見に分かれてしまい、思うように作業が進みません。そこで、来週は男女に分かれてのペアでそれぞれお話を一つずつ作ることにしました。
○14日(水曜日)・・・5・6年生の国語。先週、桃木小学校の6年生が修学旅行でお休みだったため、その前の週に読みかけていた「不思議」という折原みとさんの詩を、今日しっかりと読み深めをしました。自分がここにいて、そこでたくさんの友達と出会って、一緒に勉強をしたり遊んだり、それすべてが「不思議」だといのです。子供たちは、はじめ、「不思議だね」という言葉にこだわって、作者は何をそんなに不思議がっているんだろう、という疑問から入りました。詳細は、省略となってしまいますが、かなりの部分を子供たちに預けて授業が進むようになりました。ただ、まだ相手の話をしっかりと自分の中に受け止めるということが,みんな苦手なようです。
5・6年生のクラスに、今日、一人友達が増えました。桃瀬小学校のKちゃんです。Kちゃん、これからもよろしくお願いします。
今日は、桃木小学校の6年生が修学旅行の関係でお休みでした。そこで、先週からの引き続きの授業は休んで、急きょ違う詩を読みました。それは、先日の1・2年生が読んだ「わるくち」という谷川俊太郎さんの詩です。この詩を、高学年の児童はどのように読むのだろか、と楽しみにしながら読んでもらいました。
6年生のR君の「この二人は、この後、仲良くなったんじゃない」をきっかけに、話が進みました。5年生女子3人(Reちゃん、Riちゃん、Kちゃん)は、このまままだけんかは続くのではないかという意見に固まりました。それに対して、R君は、詩の途中からのそれぞれの言葉に目を向けて、けんかをしている2人の気持ちがだんだんほぐれて言っていると感じているですが、それをうまく表現できません。また、それを応援・指示してくれる友達がいません。結局、それぞれに感じたままに詩を読んで終了しました。
畑中圭一さんの『ねたきりの おばあちゃん』とうい詩を読みました。関西弁で書かれた一見易しい詩です。子供たちも疑問に思うような言葉はほとんど使われていません。しかし、詩が持っているメッセージをつかみ取って、それを言葉にするには、3年生にとってはかなり難しかったようです。
これまでは、子供たちが疑問を見つけやすい詩を選んで扱ってきました。しかし、今回は疑問を持つことよりも、詩のメッセージを感じ取ってほしいと思っての選択でした。
実際の授業では、子供たちが難しく感じるだろうからと、ついつい私が出過ぎてしまいました。はじめの段階で、
ミク:「はじめのほうはおこっていかんじ」
ケン:「このやろう、みたいに?」
ミク:「そういうんじゃなくて・・」
というやりとりがありました。この段階で、後の二人が関心を示さないように思えたので、つい口出ししてしまい、子供たちの自然な流れを断ち切ってしまいました。ところが、レイちゃんが授業日記に「ミクちゃんが、おこっているかんじってったとき、そういう考えもあるんだな、と思いました」と書いていました。あの段階で、もっと子供たちに任せるべきだったっと、このまとめを書きながら、おおいに反省をしています。
今日は、谷川俊太郎さんの「わるくち」という詩を読みました。いろいろな悪口が出てくるので子供たちは音読をしながらおおわらい。高学年の子供たちと読む場合には、後半の「ぼく」と「あいつ」の中の微妙な心の変化を読み取ることなどを考えたくなるような詩なのですが、低学年の子供たちなので、音読をして言葉遊び的な要素を楽しめたらと思って取り上げてみました。しかし、1年生のユイちゃんは学習プリントに涙を流す女の子の絵を描いて「かなしい」と書きました。ユイちゃんなりにこの詩を読解しているんですね。子供の力ってすごい、と思いました。
来週は、この詩をまねした言葉遊びの詩を子供たちと作りたいと思っています。
はじめに『トンちゃんってそういうネコ』という絵本の読み聞かせをしました。
今日は、折原みとさんの『不思議』という詩を読みました。つものように、はじめは音読です。これまでは意図的にバラバラ読みをさせないと、どうしても声がそろって、一本調子の平板な読みをしていました。しかし前回までの朗読の学習を生かして、自分なりの工夫で読むようになり、自然と個別の音読ができていました。
続いて、疑問を見つけて。と投げかけると、「たくさんある」といって思い思いのマジックを持って模造紙に線を引き始めました。リンちゃんが感想に「疑問に線を引いたら、線だらけになっちゃった(笑)」と書いてくれましたが。まさにそんな感じで、その線の確認のしあいで時間となってしまいました。来週が楽しみです。
先週に引き続き、まど・みちおさんの『ぼくが ここに』を読みました。先週出された疑問を、新しく加わったミクちゃんも一緒に考えました。
コウ君・レイちゃん:最後が「として」で終わっているのって、なんか変だね。どうして?
子供たち:詩だからかね。確かに普通の文と違うよね。
岡 野:じゃあ、普通に終わらせるとしらたら、どんな言葉をつけたらいい?
子供たち:「いることは」?すぐ前にでてくるよ。う~~ん。「まもられている」は?あっ、いいかも。
ケン君:ぞうが「いる」というのわかるけど、マメに「いる」を使うのは違うんじゃない。「ある」って書かないと、だめなんじゃない?
子供たち:確かに。じゃあ、変えちゃう。そうだね。
岡野:確かにね。普通は、マメなら「ある」だよね。じゃあ、まどさんはどうしてこの言葉を使ったんだと思う?4人で考えて。
子供たち:う~~~ん? 題名が「ぼくが ここに」ってあって、「ぼくが ここに いる」ってあるから、マメもそうしたのかな。 マメも植物で生きているからからなんじゃないかな。 あー!
こんな感じで読み描きが進みます。結局最後まで行き着かず、来週に続きをやることになってしまいました。でも、子供たちは、とても楽しんでくれます。今日初参加のミクちゃんは感想の中に「(学校の)先生が教えてくれないことも、考えられたので、楽しかった」と書いてくれました。
3年生に元総社小学校のMちゃんが加わりました。3人になったので、これまでの2人は大喜び。早速今日の問題(分数の確認と割り算への導入に関する問題をやりました)に取り組み、とてもいい雰囲気で3人で考えを出し合い、学び合いをすることができました。
6年生はR君が荒牧小学校修学旅行のため、欠席。そこで5年生2人で退席を求める問題に取り組みました。2人ともいろいろな考えを持てる子供たちです。でも、まだ自分の考えを言うことに意識がいってしまい、「聴き合い」に到達できません。それでも、後半では、互いに語りかける場面が増えてきて、今後楽しみです。
先々週から取り組んできた檜きみこ「心臓」の朗読の工夫についての学び合い。今日は最後までの読みについて確認するとともに、詩の言葉の意味についても考え合いました。そして、最後に「群読」に初挑戦をしました。はじめて参加してくれた元総社小学校のK君もみんなに交ざって意見を言いつつ朗読について考えを深めてくれたようです。
最後にお迎えのお母さんたちに聞いてもらったのですが、子供たちはできばえに今ひとつ納得できなかったようで、来週リベンジしたい!と言っていました。
まど・みちおさんの「ぼくが ここに」という詩を読みました。前回に続いて窓さんの詩を読みました。まどさんの詩は、優しい言葉を使いながら、とても深い意味を読み手に考えさせてくれます。そして、とても短い言葉を巧みに使って思いを伝えてくれています。それだけに、子供たちが学び合う材料としてとてもうってつけだと思っています。
今回の「ぼくが ここに」という詩は、3年生の子供たちには、少し難しいかなと思いつつ提示しました。しかし、読み始めてみると、3人とも自分たちの疑問を次々と出し合って、詩の世界を読み味わおうとします。今日は疑問を出すだけで終わってしまって、詳しくは来週読むことになりました。この詩を3人がどのように読み描いて、味わってくれるのか楽しみです。
19日(金) 中学年と高学年の算数。中学年では、かけ算のきまりについて確認しながら、ジャンプの課題に挑戦しました。そして、高学年の2人は、「3時間15分」について少数を使って表す方法を考えました。
22日(月) 低学年の国語。鶴見政夫さんの「あるけ あるけ」という詩を読みました。写真は、詩の中に出てくる「ちきゅうの うらがわ」という言葉について、2年生のりん君が図を書いて一年生二人に説明をしているところです。
今日は、6年生のS君が見学に来て、そのまま授業に参加してくれました。それなので、初めて、半円形配置で授業を行いました。
下の学年の人たちと同じように、高学年の人たちも聴写で物語を継続的に聴き写すことにしました。選んだ物語は『ぼくの冬の旅』という翻訳の物語です。
さて、授業は、先週に引き続き『心臓』の朗読についての工夫をすること。徐々にですが、お互いに聴き合って、その結果として自分なりの考えを持つことに慣れつつあります。先週は、詩全体を見渡して一人一人が自分のプリントに書き出しただけでしたが、今日は最初から、全員で一つ一つの言葉にこだわりを持ちながら、読み深めることを意識して授業に取り組みました。
まど・みちおさんの「アリ」という詩を読みました。
授業のスタートは、口パクでの言葉当てゲームをしました。先週から子供たちのお気に入りになっています。これを繰り返すなかで、子供たちの発音、発声がとてもしっかりしてきた感じがします。
続いて、聴写。今週から『おかさんの月』というお話の聴写を始めました。1年以内には1冊全部書けたらいいね、と話しています。
そして、『アリ』の読みです。3人とも、だいぶ慣れてきたようです。音読のあと、早速気になる表現に目をつけて、お互いに口にするようになりました。はじめはホワイトボードに掲示してあった模造紙を、床において書きたいということだったので、写真のようになりました。
15分ほどでしたが、3人で協力しながらそれぞれの疑問や気になったところを言い合い、マジックで線を引いたり書き込みをしたりしながら、どんどん詩の中に入り込んでいきました。
そうして、アリのちいささとにんげんのおおきさ、しかしながら命の大きさ・重さは同じなんだと言うことを感じ取って授業が終わりになりました。
今日の授業は、島田陽子さんの「いやなこと」という詩を読みました。関西弁の楽しい詩です。3人とも、意味がわからないところに突っかかりながらも、詩のリズムを楽しんでいました。
今のところ、どの学年も国語では詩を読んでいます。詩のリズムを楽しむこと詩のなかに込められた作者の思いをかんがえ、詩に描かれている世界を読み描くこと、これらを通して「ことばの力」をじっくりつけて行けたらと思っています。
今日は、中学年と高学年の算数のクラスでした。課題を考えるにあたって、中学年は3年生だけでもあるし、ちょうど「時刻と時間」が終わった頃だろうと考え、3年生に「時刻と時間」に関する「ジャンプの課題」を用意しました。そして、ふと、その時計の問題から高学年の子供たちには角度に関する「ジャンプの課題」を設定してやろうと考えました。
その課題は次のようなものでした。
1 コウ君の1日の時間の使い方について考えましょう。
○すいみん時間は8時間15分です。
○学校には8:00までにはいかなければなりません。
○学校までは歩いて20分かかります。
○朝食には15分かかります。
○起きてから、きがえやはみがきやトイレなどいろいろなことをするのに20分かかります。
◆コウ君は、何時に起きればいいかな?
◆コウ君は、前の夜、何時にねればいいかな?
2 レイちゃんの1日の時間について考えましょう。
○レイちゃんはコウ君よりも30分早くねています。
○学校から帰るのは、16:30です。
◆レイちゃんが、家に帰ってからねるまでは何時間何分ありますか?
◆宿題や夕食やお風呂などで1時間30分かかります。自由な時間はどのくらいありますか?
まずは、3年生たち。算数セットの中の時計を使うと、一つ目の「何時に起きれば」の答えには到達できます。しかし、どうしても、時間を計算しながらとなると前に進みません。二人でいろいろ工夫している内に時間が過ぎてしまい、次回に持ち越しとなりました。3年生にとって「時間」はむずかしいと聞いていたのですが、まさにその通りであったようです。
さあ、そして、高学年の子供たちです。今日の課題として設定したのは、ある一定時間に動く長針と短針の角度を求める問題です。ところが、時間の筆算で立ち往生してしまいました。
さすがに高学年の子供たちは、この2つの◆の問題はクリアーしました。ところが、2番目の問題で、混乱が起きました。レイちゃんが寝るのは午後10:20であることはわかりました。そして、帰宅時間がごご4:30ですから、単純に「10:20-4:30」であることは3人とも気付きました。その計算段階で、Rちゃんは、5時間50分と答えを出しました。しかし、R君、K君の二人は6時間30分という答えを出しました。この違いをきっかけにして、時間の筆算では、1時間くり下がる際には60分で考えなければいけないということを、学び合いました。
中学生クラスにみずき中1年生のSさんが加わりました。これで中学生クラスが2倍の二人になりました。
さて、その中学生クラスですが、当初の予定では「読解」と「表現」という二つのクラスの設定で考えていましたが、中学生の様子を聞いていると、やはり数学は外せないことがわかりました。そして中間テストや期末テストなどへの対応も必要になることがわかりました。そこで、週1回は読解と表現を一体化させて、語彙力・論理力的指思考力・表現力を目指した学び合い授業を行い、もう一回は数学を(できる限り学び合いの手法を入れて)行うこととしました。
下学年のイエナクラスにI君とR君の兄弟が来てくれて、そこに1年生のユイちゃんが加わり3人の学習となりました。実は、前回来たときに、二人がとてもフラフープが得意だと聞き、見せてくれるように頼んでいました。そのことを二人が覚えていてくれて、フラフープを持参してくれて、やって見せてくれました。そのすごさに、みんなびっくり。そこで、イエナクラスの今日の学習は、みんなで詩を作ろう!ということになりました。その結果できた詩が次のものです。
「ぼくたちのとくいわざ」
フラフープ
きょうだいではじめて3年だよ
いまでは、いろんなとくいわざ
どくしょしながらもできちゃうよ
せいざしながらだってできちゃうよ
はしりながらだってね
たぶん
はをみがきながらもね
きょうだいで
たいせんだってできちゃうよ
スピードもいろいろかえられる
バランスをとりながら
たのしくあそべる フラフープ!
一緒に参加した1年生のユイちゃんの作品です。
ふらふうぷ
うちだ ゆいは
Iくんのとくいわざ
あしでまわせるとくいわざ
てきとうにやっているのにできちゃうね
わたしもやりたいけど できないよ
RくんとIくん ふたりでたたかって
RくんがIくんにあたっくをしたよ
Rくんが
ひゃっかいたっせい やったね!
5・6年生の国語は、先週に引き続き檜きみこさんの「心臓」という詩を読みました。本当は先週よりももう少し掘り下げて考えさせたかったのですが、はじめに音読をしたときの読み方が、みんな一本調子で、言葉へのこだわりが全く感じられませんでした。そこで、急きょ朗読の工夫を5人でしてもらうことにしました。一人ずつみんなの前で音読をしてもらった後で、私が一度、私なりの朗読をするのを聞いてもらいました。その上で、さあ、グループになってどうぞ、ということになりました。5人がいろいろ意見を出し合うのですが、どうしても一つの意見にまとめようとします。そこで、最終的には自分なりの読みを作ることが大事なので、ここで一つの考えにまとめるのではないんだということを伝えました。およそ40分この活動に取り組んだのですが、1カ所にかなりの時間を費やして話していたので、結局ほんの一部しかできませんでした。続きはまた次回、ということになりました。なんとなく、すてきな朗読がそれぞれできそうな気配で、楽しみです。
先週に続いて「ぼく」の詩を読みました。本題に入る前には、いつものように発声・発音練習をしました。その中で、口パクで(口形だけで)なんと言っているかを当てっこするゲームをしたのですが、当てる方はもちろん、出題するのも意外と難しいということがわかり、しばしの時間楽しめました。
先週に続いての「ぼく」の読み合い。はじめに、音読を繰り返すなかで、コウ君の発案で「ぼく」を「おれ」わたし」「おいら」「わし」に変えて、読んでみました。誰の立場で読んでもこの詩の言いたいことがわかるね、と3人で話していました。
内容について考えるにあたって、だいたいの疑問は先週考えていましたが、今日、あらためて「地球上の/かずにならないくらいの/ひとり/の/ぼく」が問題になりました。すごいかずのひとがいるけれども、その中で自分は一人しかいないことかな、と考えがまとまり、そして最後の「これ/ぜんぶ/ぼくなんだ/ぼくという/宇宙なんだ」とつなげて、自分自身が地球よりも大きな宇宙で、だから大切なんだね、ということでまとまりました。先週と今週でおそらく30回くらいは音読を繰り返しました。声に出して読むことで、詩のイメージが3人のなかに広がっていくのを実感できた楽しい授業をでした。
今日の一・二年生の国語教室は、いつものようにヒロ君、ユイちゃん、リン君の3人と私。
今日から、低学年でも聴写を取り入れることにしました。まずは、読み聞かせをしたあと、聴写の活動です。さすがに、2年生のリン君は速く確実です。1年生の二人もがんばってリン君に追いつこうとして必死です。最後、「あたたかかった。」で締めくくりたかったのですが、「た」と「か」の重なりにだいぶ手こずっていました。
続いて、谷川俊太郎さんの「そっとうた」という詩を読みました。何度も何度も声に出してリズムを味わいながらイメージを広げることができました。
今日から、みずき中学校1年生、Aさんが一人入塾してくれました。たった一人なので、学び合いというわけに行きません。そこで、二人でじっくり教科書の物語を音読しながら、一つ一つの表現にこだわりつつ、読み深めを行いました。中間テストが近いこともあり、課題としての漢字学習や『ワーク』の問題がたくさんあるようでしたが、まずはテキストをしっかり読み込むことが大切です。
今日は3・4年生の国語教室。いつものケン君、レイちゃん、コウ君の3人に、Seedsに来ていたイブ君が飛び入り参加で加わってくれて、4人の教室になりました。
今日読んだのは、木村信子さんの「ぼく」とうい詩です。しっかりと音読をした後で、4人で気になったこと、疑問に思ったことを出し合いました。
いきなり、「ぼくという 宇宙」ってへんだね。とイブ君が言いました。「確かに」「うん、うん」と他の子供たちが相づちを打ちます。つづいて、コウ君が「ひとり/の ぼく」という改行がおかしいということに気付きました。・・・・という具合に、10分ほど4人で話しているうちにたくさんの「へん」が見つかりました。
そのあと、一つずつその「へん」について考え合いました。
3・4年生の算数はコウ君とレイちゃん2人だけの教室でスタートしました。初めての授業だったので、まずは、かけ算の復習をかねた3年生の学習内容をしたいと考えていました。
スタートは「じゃんけんゲーム」から。これは、「パーは5」「チョキは2」「グーは1」と決めておき、私も交えた3人で両手じゃんけんをします。出た「グー・チョキ・パー」の合計を出し合います。
2人ともはじめはどうしても数えてしまいます。そこで、数えないで計算をするように言いました。すると、今度は足し算で考えようとします。そこで、さらにかけ算を使うように言いました。すると、さっきまでは一人一人で考えていたのに、二人で確認しながらかけ算の式を出し始めました。
そして今日の本題に入りました。教室にいただいたランの花の数調べです。
ちょっと横道にそれますが、実は、教室には三つのラン(シンビジューム)をいただいてあるのですが、どれも3本の花茎が伸びていて、その1本1本の両側に5個ずつの花がついています。これがシンビジュームの基本的なんでしょうか。
それはさておき、そのシンビジュームを見ながら、早速二人で考え始めました。レイちゃんが早速花の付き方の特徴に気づきました。
◇レイちゃん「この両側にさ、5個ずつついてるよ」
◆コウ君 「ほんとだ、三つとも同じだね」
そして二人が相談して書いたのは
「5+5=10」「5+5=10」「5+5=10」・→「10+10+10=30」
でした。そこで、「じゃんけんの時みたいにかけ算で」と促しました。すると
「5×2=10」「5×2=10」「5×2=10」として、「10+10+10」をやろうとします。そこで、「10を3回足しているよ」と言いました。その結果、
「そっか」といいつつ、「10×3=30」を書きました。
生徒2人、教師一人の教室ですが、二人の学び合う姿を見ることができました。
さて、5・6年生の算数クラスには、元総社小五年生のコウ君が1年生の弟さんと一緒に体験で来てくれました。それなので、少しにぎやかになりました。
問題は、「パイを使った問題作り」としました。「半径15センチメートル、重さ480グラムのパイを使った問題を考えましょう」という投げかけをしました。
6年生のレイ君は円周率を使いたそうです。しかし、5年生二人はまだ学習していないのでわかりませんから、円周率は使わない問題作りに挑戦です。なかなか案が出なかったので、例として「このパイの直径は何センチですか?みたいに問題を作るんだよ」と言いました。
そして、「8等分したときの一つの重さは?」「8等分したときの一つの角度は?」という二つの問題を考えてくれました。そのあと、「中心の見つけ方」「分度器を使わないで12等分する方法」などについて考え合いました。
この高学年の子供たちも、3人でよく考え合っていました。
5・6年生の国語の授業でした。出席者は4人。
今日から「聴写」はを取り入れることにしました。あまり聞き慣れないかもしれませんが、読んで字のごとく、聞いたことを書き取る活動です。学校では、教師が黒板に書いた文字を写す「視写」はよく行われています。というか、視写ばかりしている授業もあるのかもしれません。それはさておき、私は学校現場にいるときからこの「聴写」を大事に思ってきました。それは、子供たちの耳を鍛えるとともに、自分の中に入った言語情報を文字化することが大事な言語能力を鍛えることになると考えているからです。
さて、今日は、檜きみこさんの「心臓」という詩を読みました。まずは、音読です。しっかりと声を出して、一語一語、一文一文じっくり読みながら、詩の表す世界を読み味わうようにしました。そのあと、4人で語句の意味、詩の表現している内容等についての疑問を出しながら、詩が描いていることについてイメージを広げていきました。途中で時間になってしまったので、後半は来週に持ち越しです。
3・4年生の国語。先週に引き続き、「にぎりこぶし」を読みました。
今日からレイちゃんが新たに加わりました。ようこそレイちゃん。
先週は、音読の後、自分たちの疑問を出し合いましたが、今日は、やはり音読をいろいろ重ねた後に、表現上の特徴に気づいてもらおうと思い、それに関する疑問をみつけっこしました。そのあと、「苦しい」「悲しい」について、自分たちの経験や、そのときどうしたかなどについて話し合いました。
先週に引き続き、「あかるい おひさま」の詩を読みました。
いろいろな音読に挑戦させたいと考え、それぞれのフレーズを音声や身振りで表現しながら音読をしました。さすがに子供たちは想像力豊かです。楽しい表現ができました。
ただ、ここは「学び合い塾」です。ただ発表すればいいというものではありません。できるかぎり、何でそのような表現にしたのかを質問しますし、自分がそのように表現した理由を相手に伝えます。まだまだ、私に伝えたがる面が強いのですが、少しずつ友達同士でつながり合って、伝え合えるようになってほしいと思います。
音読のあと、詩を自分たちなりにアレンジしました。
「あめんぼ すいすい あいうえお」
「いかを たべたい あいうえお」
「うさぎが ぴょんぴょん あいうえお」
「えりまきとかげ あいうえお」
「おおかみ ほえる あいうえお」
とまあ、こんな感じで楽しみました。
ふと気づくと、18時15分。日記を書き終わったら25分。1年生の2人も最後まで頑張って、さすがに最後には「疲れた」ともらしていましたが、およそ70分間の授業でもやれるもんですね。
残念ながら、今回も中学生の読解クラスは生徒0で開店休業でした。
今日(4月2日)は、土曜日なのですが、午前の<Seeds>スポット利用の方が来てくれました。この写真は、指導員と一緒に自己紹介ゲームをしている様子です。
子供たちは、このあと言葉遊び的なドリルに挑戦したり、一緒にゲームをしたり、お手伝いで本の整理をしたりしてくれました。
5・6年生の算数参加者は、今のところ5年生のレイちゃんと、6年生のレイ君の2人だけです。初めての算数の授業なので、どんな問題に挑戦してもらおうかといろいろ考えて、次のような問題を出しました。
○A・Bの二つのお風呂に水を入れていきます。どちらが早くいっぱいになりますか?という問題があるとしたら、このままでは問題として不十分です。どのような条件を設定したら、算数の問題として考えられるようになるか、2人で相談してください。
という問題。これは関数の問題になってきますので、算数の学年の系統からしたら2人にはまだ早い(特に5年生になったばかりのレイちゃんにはなおさら)のですが、ここで2人に相談してほしかったのは、問題場面を具体的に想像しながら風呂の大きさ、蛇口から出る水の量の関係で水が早くたまったり時間がかかったりする、ということについて、2人で話し合う中で気づいてほしいと思いました。
2人とも、まだ、初めてということもあり、遠慮気味でしたが、ホワイトボードにいろいろな考えを書きながら、考えを進めました。
下学年のイエナクラスと5・6年生の国語教室でした。
下学年イエナクラスには5人の子供たちが参加してくれました。今日はクラスのルール作りを予定していたのですが、最初の【自己紹介ゲーム】でほとんど時間を使ってしまい、本題に入れませんでした。1年生が多いこともあり、やはり集中して70分を過ごすのは大変な面がありますが、ふと気づくと時間が過ぎてしまうくらい楽しく取り組んでいます。
5・6年生の国語では、説明会に来なくて今日はじめの5年生と6年生の女子(リンちゃん、アイちゃん)が加わってくれて、5人で詩を読みました。
今日取り上げた詩はまど・みちおさんの「さくらの はなびら」という詩です。音読を繰り返し行った後、5人で疑問を出し合い、少しでしたがその疑問について話し合いました。
さすがに高学年の子供たち。自分たちのイメージを広げながらいろいろな角度から疑問を出し合えていました。ただ、まだどうしてもその答えを出したくなってしまい結論を急いでしまいます。時間が来て、次回に持ち越しになりましたが、よりイメージを広げ、読み描けたらいいと思っています。
3・4年生、初めての教室。国語だったので、村野四郎さんの『にぎりこぶし』という詩を読み始めました。参加してくれたのは、3年生のケンくん、コウくんのふたり。そして、飛び入りで1年生のアイちゃん、ユイちゃん、5年生のレイちゃんの3人。合計5人の子供たちと授業を行いました。その様子をケンくんのお母さんが見てくださっていました。また、シーズを見てくれるアツコ先生が手伝ってくれました。
さて、授業は、今日は音読を中心に行いました。行ごとに読んだり、「。」読みをしたり、全体を一緒に読んだりしました。
そのあと、疑問を相談して出し合いました。
○なんで(こぶしを)にぎるとじとかがみえるのか?
○なんでくるしいとそう思うのか?
○なんで、苦しい気持ちや悲しい気持ちはすぐにげないのに、こぶしを作るとにげるのか?
○何で、北風がビュービュー来ても、(こぶしを)にぎりしめると(北風が)いなくなるのか?
○ガサガサという音は、どれくらい大きい音で、どれくらいきゅうにガサガサというのか?
○北風はどのくらい強い風か?
○(勉強で)どれくらいなきたいか?
○どれぐらい苦しいか、どれくらいかなしいかを知りたい。
○どれくらいこぶしをいっぱいつくっているか?
○どうして、にぎりこぶしというだいめいになったのか?
以上が、2人が出してくれた疑問でした。相談をしたり個別であったりしましたが、この疑問を書くのに使った時間は10分程度でしたが、こんなにもたくさん疑問が作れたことは、素晴らしいと思います。
そして、飛び入り参加の1年生も
○どうしてにぎりこぶしというだいめいにしたのですか?
○どうやってにぎりこぶしをにぎるんですか?
という疑問を作ってくれました。
さらに、5年生のれいちゃんは
○北風が村野四郎さんには見えるんですか?
という疑問を作ってくれました。
やっぱり、子供たちはすごいです。
いよいよ<みらい>&<Seeds>がスタートです。
<Seeds>は、1年生が一人だけでしたが、5年生のお姉さんも一緒に宿題をしたり本を読んだりして楽しく過ごしました。
そして、<みらい>は上の写真のように3人の子供たちが来てくれました。1年生のYちゃんとHくん、2年生のRくん。3人ともとても元気な子供たちです。今日は工藤直子さんの『あかるい おひさま』と手塚昭三さんの『ほした ふとん』という詩の音読を中心に勉強しました。4人でいろいろな音読の仕方をして楽しみました。
説明会と合わせて、体験教室を行いました。下学年の子供たちとは、はじめに「タコしょうかい」をしてまずはリラックス。そして、「いろは歌」を音読したり、五十音を確認したりして遊びました。
高学年と中学生の子供たち(なんと、中学生が5人も来てくれました)とは、北原白秋の「五十音」という詩をアレンジする言葉遊びをやってみました。グループになってもらいましたが、やはり初めて会った子ばかりでしたから、お互いに恥ずかしさが先に立って、なかなか活動が進みませんでした。それでも最後には各グループに割り当てられた部分のアレンジができました。